ロンドンの魅力的な街並みや歴史・文化に魅了され、私はロンドンへ留学しました。
初の単身での海外だったため色々トラブルはありつつも、ロンドンでの生活や英語学習を存分に楽しんで、貴重な思い出をつくることができました。
この記事では、ロンドン留学記①の続きとして、私が滞在したホームステイ先の周辺の環境と学校での学びの様子についてお伝えしたいと思います。
ホームステイ先のPinner
私が滞在していたのはPinnerというロンドンのハーロウ区にある町で、駅から歩いて15分ほどの場所にあるアパートメントでした。
のどかな田舎町 Pinner
Pinnerはロンドンの中心部から1時間ほど離れた場所に位置しているのどかな田舎町です。
ミュージシャンのエルトン・ジョンの出身地でもあります。
私のホストファミリーはジャマイカ人のホストマザーとそのミュージシャンの息子、猫ちゃんでした。
学校が終わると、学校のアクティビティに参加したり、友達とレストランやデパート出かけたり、ホストマザーのジャマイカ料理のお店に行って手伝ったり学校の宿題を見てもらったり、家の近所のスタバで勉強したりして過ごしました。
スタバにもその国の特色が表れていて面白い
ここが家の近くのスタバ。
よく学校が終わるとここで勉強しました。
店員さんが大声で”I wanna go home~♪”と歌っていて、フリーダムな雰囲気がとてもいいと思いました。
(日本人もこのくらいラフに働いていいと思う。)
イギリスのスタバにも日本でおなじみの抹茶ラテがあります。
アーモンドミルクにカスタマイズしてみました。
(英語で注文し、注文した通りのものが買えたのがすごく嬉しくて達成感を感じた。)
学校まではどうやって行けばいい?
学校へは毎日バスで通いました。
電車でも行けるのですが、ロンドンの交通事情について調べてみると、電車よりもバスのほうが安いことが分かったのでバスで通学することにしました。
イギリスに到着した次の日にはもう初登校だったので、学校への行き方は把握していないといけなかったのですが、全く分からなかったのでホストマザーが教えてくれました。
「Pinnerの駅はここからそんなに遠くない。歩いて5分くらいの場所にはバス停もあるわ。」
と言われたので、最寄り駅の場所やとバス停から学校までの道のりをグーグルマップで調べました。
海外で一人で交通機関を使うのは始めはとても不安でしたが、グーグルマップが学校まで行くために乗るバスの番号やバス停経路まで教えてくれるので、ロンドンにいる間中(日本でも)とても頼りにしていました。
異国の地ではスマホなしでは生きられない。
スマホはパスポートと同じくらい大事なもの。
肌身離さず持ち歩きましょう。
ロンドンの電車に注意
登校初日は電車で通学したのですが、ロンドンの電車は時間通りに来ないこともあるし、行先も時々変わります。
世界一正確と言われる日本の交通機関に慣れてしまっているので、非常に厄介でした。
異国の地で電車を乗り間違えると大変だ、と小心者の私は冷や汗をかきながら、ホームにいた人に「この駅へ行きたいのですが、この電車で合ってますか?」と尋ね、何とか学校にたどり着きました。
(余裕を持って出発して本当によかった。)
語学学校はどんなところ?
私が通ったのはEnglish Path Londonという語学学校。
ロンドンの語学学校の選択肢はたくさんあったのですが、私は留学生の多さと学校の雰囲気でここに決めました。
入学初日の流れ
学校の到着すると、受付の方にあいさつし、今日が初登校の留学生であることと名前を告げます。
すると、学生のお世話担当のお姉さんが迎えに来て、オリエンテーションの部屋まで案内してくれました。
毎週月曜日が新入生の初登校日となっていて、この日は私以外にイタリア人と台湾人の女の子がいました。
二人とも留学初日だというのに本当に英語が流暢で驚きました。
オリエンテーションでは、留学期間中の注意事項やEnglish Pathのプログラムについて説明を聞きました。
その後、クラス決めテストを受けました。
英文法、ライティング、スピーキングのテストの点数をもとに、自分の受講クラスが決まります。
入学して早々自分の英語力に絶望…
私はテストの結果、クラスはちょうど中級レベルのクラスに振り分けられましたが、教室に入って早々に絶望を感じることとなります。
まず、同じクラスの子はウクライナ人、スペイン人、サウジアラビア人、トルコ人、タイ人、台湾人など、出身も年齢もバラバラだったのですが、みんな英語が本当にペラペラで、なぜ語学留学に来る必要があるのかと疑問に思うほどでした。
それから、先生の話している英語がわからなかったのです。
先生はベトナム人で、とても聞き取りやすいブリティッシュイングリッシュを話す方でした。
なのに、何を言っているのか理解できない。
“How many syllables?”(何音節ですか?)
“Where is stress?”(アクセントはどこですか?)
え、ストレスって、あの感じるストレスのこと?
ストレスがどこですかってどういうこと…?
と頭は混乱していました。
(stressは強弱のアクセントという意味もあるということを後から調べて知った。)
こんな簡単な単語さえも理解できないなんて…
なぜ私はここへきたのだろう。
日本にいるときは、高校生の時に英検2級を取っていたし、TOEICの勉強をしていて何回か受けていたし、外国人の同僚との英語での会話も、拙いながらできていたと思っていました。
だけどここの授業では通用しません。
私は一体何を勉強してきたの…?
耳に入ってくる英語がわからないのに、それでも知ってる単語を聞き取って何とか理解しようと一生懸命聴覚を集中させる。
授業の間中ずっとそのような状態で、終わるころには無力感と劣等感でいっぱいになっていました。
初日の授業が終わって早速、オリエンテーションでお世話になった学生のお世話係のお姉さんに相談しにいきました。
クラスが私の英語のレベルに合ってなくて、今のクラスでは難しいかもしれないと。
するとお姉さんは
「そのクラスがあなたの英語上達のために1番いいと判断したの。
まずは1週間、頑張ってみて。
それでもだめなら、もう一度考えましょう。」
と言いました。
授業の後、学校のカフェスペースで、オリエンテーションで一緒になった台湾人の女の子と会ったので、話しました。
その子もすごく英語が上手で、流暢でした。
私が
「実は、授業の英語がほとんど分からなかったし、スピーキングも苦手。本当にここでやっていけるか不安」
と話すと、
「私も最初に留学した時そうだったよ!3日くらいずっと英語を聞いてると段々理解できるようになってくるよ。」
と彼女は言いいました。
学校のスタッフ、台湾人の女の子、二人の言葉に励まされはしたものの、自分の英語力にはすっかり落胆していました。
しかしやる前から「できないかも知れない」と自分を過小評価するのは私の悪い癖です。
二人のアドバイスの通りに頑張ってみよう、と自分を奮い立たせました。
次回はその後学校でどんなふうに過ごしたのか、どうやって友達を作ったのかについて詳しく書いていきますので、お楽しみに!