留学生の最初の一週間は長く感じられるものです。
最初の週は、日本出国、アブダビでの乗り継ぎ、ロンドン到着、語学学校入学と、人生のうちで最も長く感じられた1週間だったかもしれません。
こちらの記事でも綴りましたが、語学学校の英語で行われる授業になかなかついていけず、1週目はホームステイ先の自分の部屋でふさぎ込んでいました。
他の学生は訪れた観光地やで楽しんだ食事などをインスタグラムにアップしていて、彼らはもうこの国になじんでいるのかと、自分だけ取り残されたような気持ちになりました。
私もせっかく憧れの国に来ているのだから近場を観光をしようと思いつき、1週目の週末は家から1時間以内で行ける場所をあれこれ調べました。
するとインスタグラムで見たノッティング・ヒルの美しい風景に魅了されて、そこへ足を延ばすことにしました。
今回のブログでは、ノッティング・ヒル散策をレポートします。
ノッティング・ヒルに行ったことがある方もまだ行ったことがないけど行ってみたいという方もお楽しみいただけると思います。
どうぞ最後までご覧ください。
ノッティング・ヒルとは
ノッティング・ヒルとはロンドンのケンジントン・アンド・チェルシー区にある高級住宅地です。
ホストファミリーの家から徒歩と電車で1時間ほどで行けるところにあります。
Ladbroke Groveで降りたら、歩いて3分。
高級住宅地で洗練されたブティックやレストランが並ぶノッティング・ヒルにたどり着きます。
映画『ノッティング・ヒルの恋人』の舞台となった場所
『ノッティングヒルの恋人』という映画をご存知の方も多のではないでしょうか。
旅行書専門店とハリウッド女優のロマンチックな恋を描いたこの映画の舞台になったのがノッティング・ヒル。
ノッティング・ヒルで目を引くのは、パステルカラーの美しい建物の並び。
まるでお城のような見栄えでです。
ノッティング・ヒルは高級住宅街なので、この一軒一軒に人が住んでいます。
人の家を、観光客たちがパシャパシャ撮っている様はちょっとクレイジーにも思えます。
そしてこちらが有名な、『ノッティング・ヒルの恋人』に登場する旅行書専門店。
ウィリアムとアナが出会う場所です。
『ノッティング・ヒルの恋人』のテーマ曲、Elvis Costello の’She’という曲が、とても優雅でドラマティックなのでぜひ聴きながらノッティング・ヒルの写真を眺めてみてください。
ノッティング・ヒルのグルメをご紹介
ノッティング・ヒルの通りには洗練されたおしゃれなブティックやレストランが立ち並んでいます。
私がノッティング・ヒルで食べたものをご紹介しましょう。
ランチはPOKE
お腹が空いてランチのお店を探していると、ひと際目を引く可愛らしいピンクのお店が。
『POKE HOUSE』。
名前の通り、ポキのお店です。
ポキはハワイでよく食べられる海鮮丼のようなもので、マグロやサーモン、アボカドなどをご飯に乗せて食べます。
魚を手軽に摂れて美味しいので、我が家の食卓にもよく登場するメニューです。
イギリスにやってきて一週間、早くも私は日本食を欲していたので、海鮮丼に近いこのポキを食べることにしました。
私が注文したのがこちらのポキ。
サーモンとアボカドと野菜、ほかにもいろいろトッピングしました。
とってもおいしくて、約1週間ぶりの魚料理を味わって食べました。
最高においしかったジェラート
よく海外ドラマでは、ジェラート屋さんで女の子達とおしゃべりをしながらジェラートを食べていたり、失恋した女の子が涙ながらにジェラートを頬張ったりするシーンがありますよね。
私はそのシーンがとても好きで、憧れていたので自分もやってみることにしました。
いかにもそんな映画に登場しそうな雰囲気のジェラート屋さんがあったので、入ってみることに。
注文したのはラズベリーのジェラート。
イギリスに来られた嬉しさを噛みしめながら食べました。
ノッティング・ヒルにはおしゃれなレストランやブティックが本当にたくさんあって、ただぶらぶら歩いているだけでもすごく楽しかったです。
東京でいうと、原宿や表参道に似ているかもしれません。
ノッティング・ヒルを歩きながら考えた
東京でもよくウィンドウショッピングはしましたが、ここイギリスでは見るものすべてが新鮮で、鮮やかで、楽しくて、心が高鳴るのを感じました。
社会人になってからこんな気持ちになったことなんてあっただろうか。
日本人は本当に働き者で真面目だから、懸命に会社に尽くして社会の一員としての役割を全うしようとしています。
だけど人生の中で、時には自分の好きなことを何も気にせずに追求する時間が必要だと私は思うのです。
数週間から一か月くらいのまとまった期間、こうして海外に来たり語学を勉強したり、異文化に触れたり、世界の壮大さや美しさを感じたり、何でも構わないけど自分の好きなことを思うままにできるチャンスがあればいいのに。
そうすればもっともっと、人生を豊かな思い出で彩ることができるのに。
これを書きながらそんなことを考えました。
次回はロンドン留学記⑤ 学校のアクティビティでウィンザー城へ行ったお話です。